【Blue Prism】ROM(ロム)って何者?

ROMって言葉を聞くと、何を想像しますか?

CD-ROMとかDVD-ROMとかのROM(Read Only Memory)?
某大規模掲示板で空気を読まない書き込みをすると「半年ROM(Read Only Member)ってろ」って言われたりしませんでしたかね?

いやいや、こういった大喜利をやりたい訳ではなくって・・・。
今回のブログでご紹介したいのは、Blue Prismが提唱しているROMなんです。

Blue Prism の ROM (ロム) とは?

ここで言っている「ROM」は、「Robotic Operating Model」の略です。

Robotic Operating Modelとは・・・

Robotic = ロボットの
Operating = 運用・操作
Model = モデル・型

日本語に訳すと、「ロボット運用モデル」とでも言いましょうか。

要は、ロボットをどのようにして運用していくのが望ましいか、というのを
Blue Prism社が、過去の導入事例等を踏まえて作成した方法論なのです。

Blue Prismって、某U社とか、某N社のツールと違って、Visioのように、自由にパーツを配置できますよね。
逆に、自由にパーツを配置できるからこそ、個性的なプロセスができあがっちゃうんです。

まぁ、これが、自分一人で全て設計、製作、運用をしていくのであれば、全然オッケーなんですが、
仮に複数名で運用をしていくことを考えると、ヒトによってプロセスの作りが違うと、運用するヒトは混乱しちゃいますよね。
それぞれのプロセスのクセを覚えなければいけないので。
ましてやそのプロセスが、しょっちゅう例外を出す、要介護ロボットだったとしたら・・・。

Blue Prism のROMでは、そうならないように、「構築方法論」の中で、プロセステンプレートやベストプラクティスといったものを設け、
ルールに沿ってプロセスを作りましょう、と提唱しています。

「構築方法論」以外にも、Blue PrismのROMでは、7つの柱があると言っています。

それがこちら↓

ROMの7つの柱

  1. Vision  …ビジョン・未来像
  2. Organization  …組織
  3. Governance and Pipeline  …統制と案件管理
  4. Delivery Methodology  …構築方法論
  5. Service Model  …サービスモデル・運用モデル
  6. People  …人材
  7. Technology  …技術

ロボットの作り方にばかり目が行きがちですが、全体的なところから定めていかないと
自動化のプロジェクトって進められないんですよね。

Blue Prism社の公開情報

ROMの概要について、Blue Prismが公開している情報は、こちらです。

あ、英語…。
だ、だいじょうぶ、Google翻訳があるもん…。
(昔に比べて、だいぶ精度上がりましたよねぇ。)

また、日商エレクトロニクスが無料公開したプロセステンプレートもこちらのサイトからダウンロードできます。

(プレスリリース:https://www.nissho-ele.co.jp/press/2020/2008_blueprism.html

Blue Prismエンジニアからの一言

今後も気まぐれにROMの内容について、ご紹介していきたいと思います!

※下記の記事にも登場しているので、よければ見てみてください。

「チーム」で踏み出すデジタル革命――双日のRPA戦略とは | 日商エレクトロニクス × DIGITAL LABOR (nissho-ele.co.jp)

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